活性酸素についての基礎知識

老化は活性酸素から

よく聞くことのある酸素というのは、海で発生をしている藻類などが光合成をすることによって、約20億年以上もかけて生成されてきたものとなります。ほとんどの動物というのは、酸素を使うことによって体内の栄養分を分解しており、その結果エネルギーを作り出しているのです。

 

これら様々な酸素の中でも特に酸化力が強くなっている酸素のことを「活性酸素」と呼んでいますが、活性酸素というのは体内の細胞を酸化させてしまう原因になり、老化や病気を引き起こしてしまうことになります。

 

身近なところでお話をさせていただきますと、オキシドールや除草剤のパラコートなどといったものが活性酸素です。傷口に対してオキシドールを付けることによって泡が発生し、その発生した活性酸素によって傷口のばい菌を殺していきますが、その後普通の酸素に戻ったものが傷口から発生している泡なのです。

 

オキシドールの効果というのは、ばい菌を殺してくれますが、それを同時にその周辺に存在している正常に働いている細胞に対しても活性酸素によって殺してしまうことになるために、最近におきましては、ほとんど使われなくなってきています。

 

また除草剤のパラコートについてですが、植物の体内には大量とも言える活性酸素を発生させてしまう物質が含まれており、パラコートを撒いた翌日になると、ほとんどの植物が枯れてしまうことになります。

■酸素の作用

 

そもそも酸化というのは、物が酸素と結びつくことになる働きを言います。鉄というのは時間が経過することによって徐々に錆びついていきますが、これは鉄が空気中の酸素に触れることで酸化されたのが原因であり、他にもりんごを切ってそのまま放置をしておきますと、切り口が茶色になりますが、これはりんごの成分が空気中の酸素により酸化してしまっているからです。

 

酸素に触れているものは、必ずこのように酸化していくこととなります。人間の体というのは、各細胞が血液から酸素と栄養分を受け取り、そして酸素の作用によって栄養分を燃やすことでエネルギーを生成します。

 

エネルギー発生の過程において酸素が必要となってくるために、この時に酸素に触れた細胞膜やDNAなどといったものが酸化します。そして細胞が酸化してしまうことで、その機能を果せすことが出来なくなります。

 

人間の遺伝子においては、90歳〜115歳まで元気な状態で病気もすることなく生きていくことが出来るようにプログラムされていますが、年齢を重ねることによって、体の細胞が酸化されてしまい、錆びてしまうことで寿命を早めてしまっているのです。